略歴
2005
東京大学大学院新領域創成科学研究科メディカルゲノム専攻(博士課程)修了
2005 - 2007
イタリア・ローマ第3大学 生物学科 合成生物学研究室(Pier Luigi Luisi教授)
リサーチフェロー(Enrico Fermi Research Center雇用、2008年10月まで)
2008 - 2010
東京大学 大学院新領域創成科学研究科 メディカルゲノム専攻 分子医科学分野 特任研究員
2010 - 2013
東京大学 大学院新領域創成科学研究科 メディカルゲノム専攻 分子医科学分野 特任助教
2013 - 2016
東京工業大学 地球生命研究所 WPI研究員
2016 - 現在
東京工業大学 地球生命研究所 合成生物学分野 特任准教授
プロジェクト
【科研費】
- 平成24〜25年度 新学術領域研究・合成生物学(公募班)、「無細胞膜タンパク質合成による脂質代謝系の再構築」、代表者
- 平成26〜27年度 新学術領域研究・合成生物学(公募班)、「リン脂質代謝系を組み込んだ人工細胞の構築」、代表者
- 平成26〜27年度 新学術領域研究・合成生物学ゆらぎと構造(公募班)、「GUV内環境での脂肪鎖合成による動態変化観察とその物理」、代表者
- 平成26〜30年度 新学術領域研究・冥王代生命学(計画班)、「冥王代化学進化」、分担者
- 平成28〜31年度 若手研究(A)、「自律的自己複製を目指した代謝を創発する人工細胞の構築」、代表者
- 平成28〜29年度 新学術領域研究・合成生物学ゆらぎと構造(公募班)、「自己成長するプロトセルの形態変化観察と物理学的解析」、代表者
- 平成28〜30年度 挑戦的萌芽研究、「Nanodiscとセルフリー合成系による創薬基盤技術の構築」、代表者
- 平成29〜31年度 国際共同研究加速基金、「自己複製型人工細胞の構築による原始細胞の実証研究」、代表者
【その他外部資金】
- 平成21〜22年度 独立行政法人 科学技術振興機構 「シーズ発掘試験」A型、「翻訳とカップルしたワンステップ膜タンパク質合成技術の開発」、 代表者
- 平成27年度 地球生命研究所所内グラント、「Membrane behavior and biochemical reaction under high pressure」、代表者
- 平成27年度 地球生命研究所所内グラント、「Self-sustaining membrane growth and division」、代表者
- 平成27〜28年度 公益財団法人アステラス病態代謝研究会 研究助成金、「試験管内タンパク質合成系による新規創薬基盤の構築」、代表者
- 平成28年度 自然科学研究機構アストロバイオロジーセンタープロジェクト、「人工細胞構築による初期細胞生命の実証」、代表者
- 平成29年度 自然科学研究機構アストロバイオロジーセンタープロジェクト、「地球型・宇宙型生物に普遍的と考えられる生物特徴の再構築」、代表者
- From July 2016 to March 2017, ELSI Origins Network Seed Grant、” Construction of minimal “cell mimicry” towards understanding of fundamental principles for origin of life” , $50,000 (total) 、分担者
【招待講演】
- 「試験管内で人工的に合成するトランスポーター膜タンパク質」, 第3回トランスポーター研究会関東部会, 千葉県, 2018.11
- 「ミニマル代謝の構築によりますます初期生命に近づく人工細胞」, 「細胞を創る」研究会11.0, 仙台, 2018.10
- 「膜に焦点を置いた人工細胞の構築と生命の起源研究」, 車 兪澈, 極限環境生物学会 第19回シンポジウム, 神戸, 2018.8
- “Reconstruction of functional cell membrane based on cell-free system”, Yutetsu Kuruma, Cell-free Synthetic Biology Workshop, Fukuoka, 2017.12
- “Construction of a Model Cell Membrane Applicable to the Protocell Study” , Yutetsu Kuruma, International Symposium on Fluctuation and Structure out of Equilibrium 2017, Sendai, 2017.11
- “Construction of an artificial cell for the study of early cells” , Yutetsu Kuruma, International Conference The Origin of Life - Synergy among the RNA, Protein, and Lipid Worlds, Tokyo, 2017.1
- “Next approach to formulation of artificial membrane”, Yutetsu Kuruma, Origins of Life, UK, 2017.1
- 「自律的に増殖するミニマルセルの構築」, 車 兪澈,日本進化学会第19回大会, 京都, 2017.8
- 「試験管内タンパク質合成法による人工細胞膜の構築」, 車 兪澈, 東大・機能物性研セミナー, 千葉, 2017.7
- 「人工細胞は生命起源の夢を見るか?」, 車 兪澈,第2回Keio Astrobiology Camp 2017, 鶴岡, 2017.3
- 「命の起源と人工細胞 〜生命をつくることはできるのか?〜」, 車 兪澈,サイエンスカフェ, 東京, 2017.2
賞
・12th International Conference on the Synthesis and Simulation of Living Systems, 2010 August 19-23th, Odense, Denmark, Poster Award, Title: “Synthesis of Functional Biomembrane by Cell-Free Protein Production”.
・2016 SFS Award in Synergy of Fluctuation and Structure (Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas, MEXT)
報道
【プレスリリース】
2014年6月25日「機能性細胞膜の合成に成功、人工細胞にむけて大きな一歩 -完全制御可能な膜タンパク質合成システムの実現に道-」、掲載論文:ドイツ化学会誌「アンゲヴァンテ・ケミー・インターナショナル・エディション」、掲載メディア: 日経産業新聞, 財経新聞, 日刊工業新聞、ほか多数
【掲載論文】
ドイツ化学会誌「アンゲヴァンテ・ケミー・インターナショナル・エディション」 、掲載メディア: 日経産業新聞, 財経新聞, 日刊工業新聞、ほか多数
【Website】
日経バイオテクONLINE 2018年08月27日号に、“合成生物学の最前線・「膜」なくして人工細胞なし、細胞内外の物質入出を制御”(記事:高橋厚妃)として、我々の研究が紹介されました。
Kodansha Bluebacks―連載よみもの「生命1.0への道」、第7回“簡単!合成生物学 キッチンで「細胞」をつくってみた”、第8回“5年以内に実現?光合成をして分裂もする人工細胞〈前編〉”、第9回“5年以内に実現?光合成をして分裂もする人工細胞〈後編〉”、に我々の研究を紹介する記事が掲載されました。
2017年12月に京都の西本願寺で行われたスクールナーランダーでのパブリックレクチャー&鼎談の様子が、higan.netの「仏教なう」にて紹介されました。
ELSI HPの研究ハイライトにて我々の研究が紹介されました。人工細胞を作ることでポストProtocellにおける生命の起源について研究しているという内容です。
【アウトリーチ】
「未定」, 車 兪澈, 工大祭2018, 東京, 2018.10
2017年12月9日に、京都・西本願寺の本堂である阿弥陀堂で行われたスクール・ナーランダ特別編にて、「人工細胞研究と生命の起源」というテーマでパブリックレクチャーをさせていただきました。