東京工業大学
地球生命研究所・理学院 地球惑星科学系
玄田研究室
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2024/12/17 玄田教授の共著論文がNature Geoscienceに出たようです。土星リングの年齢が、従来考えられていた1〜4億歳よりも歳をとっていて、太陽系年齢(45億歳)でも問題ないということを示したようです。

Hyodo, R., Genda, H., and Madeira, G. (2024) Pollution resistance of Saturn's ring particles during micrometeoroid impact. Nature Geoscience. / Nature Geoscience HP

2024/09/20 玄田研のELSIコースの学生が、修士をとりました。おめでとうJaredくん。

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2024/04/15 新年度のスタートに伴い、「メンバー」を更新しました。
2024/04/04 ELSIの新人ウェルカムパーティーにて玄田研のグループ写真をとりました。ごめん、コートニー。君はアメリカにいて一緒に写真とれなかった。

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2024/01/26 学生が玄田教授の誕生日(1/24)にケーキを買ってきてくれました。



2023/11/22 玄田教授の共著論文がIcarusに受理されました。MMX計画の探査機に搭載されるガンマ線・中性子線分光装置(MEGANE)を使って火星衛星フォボスの起源(捕獲説・巨大衝突説)を判別できるかどうかをモデル計算しました。その結果、観測誤差にもよりますが70%程度は判別可能であることを示しました。ちなみに、MEGANEの責任者で、本論文の共著者のDavid Lawrenceはメガネをかけています。
Hirata, K., Usui, T., Hyodo, R., Genda, H., Fukai, R., Lawrence, D. J., Chabot, N. L., Peplowski, P. N., and Kusano, H. (2024) Mixing model of Phobos’ bulk elemental composition for the determination of its origin: Multivariate analysis of MMX/MEGANE data. Icarus, accepted / astro-ph
2023/09/24〜26 日本惑星科学会の秋季講演会@広島にて、玄田研の学生(谷口・本田・天田)が研究発表を行ったようです。
2023/09/01 新しいメンバー(Lyara)が玄田研に加わりました。
2023/05/20〜26 日本地球惑星科学連合2023年大会にて、玄田研の学生(谷口・Monchinski・天田)が研究発表を行ったようです。
2023/05/14 玄田教授がNHK Eテレの「サイエンスZERO」に出演したようです。
2023/05/12 セミナーに玄田研の学生が(偶然!?)全員そろったので、グループ写真をとりました。
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2023/04/03 新年度のスタートに伴い、「メンバー」を更新しました。
2023/02/02 玄田教授の共著論文がPSJに受理されました。玄田研の元PDの荻原博士の研究です。木星の形成と移動によって水を含む小天体が地球型惑星領域に大量に供給されることを、数値シミュレーションによって明らかにしました。
Ogihara, M., Genda, H., and Sekine, Y. (2023) Early water delivery to terrestrial planet regions during the stages of Jupiter's formation and migration in the Grand Tack model. The Planetary Science Journal, accepted / astro-ph
2023/01/24 玄田研の学生たちが、玄田教授の誕生日を祝ったらしい。
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2022/12/23 玄田教授の共著論文がGRLに受理されました。玄武岩を用いた衝突実験を行い、局所的な溶融が比較的弱い衝撃波(10GPa程度)で生じることを発見しました。従来は20GPa以上の強い衝撃波で溶融が開始されると考えられていたので、今回の結果により、隕石試料や帰還試料の分析から得られる溶融の特徴がどのような衝突条件で作られたのかを再考する必要性がでてきました。
Ono, H., Kurosawa, K., Niihara, T., Mikouchi, T., Tomioka, N., Isa, J., Kagi, H., Matsuzaki, T., Sakuma, H., Genda, H., Sakaiya, T., Kondo, T., Kayama, M., Koike, M., Sano, Y., Murayama, M., Satake, Y., and Matsui T. (2022) Experimentally shock-induced melt veins in basalt: Improving the shock classification of eucrites. Geophysical Research Letters, accepted / astro-ph
2022/09/30 第8回 Kavli IPMU/ELSI/IRCN 合同一般講演会「起源への問い」にて玄田教授が一般講演をしてきました。
 
2022/09/30 Earth-Life Science Courseの9月入学生として、Jared Jandry (M1)くんが玄田研に加わりました。超高身長のナイスガイです。
2022/09/23 玄田教授の共著論文がScienceで発表されました。はやぶさ2の初期分析チームの1つ「石の物質分析チーム」の研究成果です。玄田教授は、リュウグウサンプルで実際に測定された物性データを用いたリュウグウ母天体の形成と進化のシミュレーションで貢献しました。詳しくは、JAXAのプレスリリースを参照のこと。
Nakamura, T., ..., Genda, H. (7th/221), et al. (2022) Formation and evolution of carbonaceous asteroid Ryugu: Direct evidence from returned samples. Science 10.1126/science.abn8671 / Science_HP
2022/08/15 玄田教授の共著論文がJGR Planetsに受理されました。物質強度を考えると、天体衝突による加熱が促進されることがわかっており、今回は、衝突速度や衝突角度の依存性を詳しく調べたという内容です。
Wakita, S., Genda, H., Kurosawa, K., Davison, T. M., and Johnson, B. C. (2022) Effect of impact velocity and angle on deformational heating and post-impact temperature. Journal of Geophysical Research: Planets, accepted / astro-ph
2022/08/10 玄田教授の共著論文がPlanetary Science Journalに受理されました。火星の2つの衛星(フォボスとディモス)がもともと1つの衛星で、それらが2つに分離して、現在のフォボスとディモスになったのではないかという仮説があるんですが、その仮説の実現可能性がかなり低いことがわかりました。
Hyodo, R., Genda, H., Sekiguchi, R., Madeira, G., and Charnoz, S. (2022) Challenges in forming Phobos and Deimos directly from a splitting of an ancestor single moon. Planetary Science Journal, accepted / astro-ph
2022/08/06 玄田教授がJAXAの夏休みオンラインイベント「きみが宇宙探偵 火星の月とMMXを調査せよ」にて小学校高学年生のイベントに参加してお話をしてきたようです。
2022/08/01 玄田研究室のメンバーを更新しました。
2022/07/31 玄田教授が「第36回ダヴィンチマスターズ」にて小学校低学年生へお話をしてきたようです。
2022/07/01 玄田さんが教授に昇進したようです。
2022/05/25 玄田准教授の共著論文がJGR Planetsに受理されました。炭酸カルシウムのターゲットを用いた衝突実験を行い、衝撃圧力と衝撃変成度合いの関係を調べました。炭酸カルシウムは炭素質コンドライトでよくみられる二次鉱物で、本研究結果は初期太陽系の衝突進化を読み解く際に重要な基礎データとなります。以下、論文情報です。
Kurosawa, K., Ono, H., Niihara, T., Sakaiya, T., Kondo, T., Tomioka, N., Mikouchi, T., Genda, H., Matsuzaki, T., Kayama, M., Koike, M., Sano, Y., Maruyama, M., Satake, W., and Matsui, T. (2022) Shock recovery with decaying compressive pulses: Shock effects in calcite (CaCO3) around the Hugoniot elastic limit. Journal of Geophysical Research: Planets 127, e2021JE007133. / JGR HP / astro-ph
2022/05/19 玄田准教授の居室が石川台8号館314から石川台7号館302に変わりました。
2022/04/01 玄田研究室のメンバーを更新しました。
2022/03/28 玄田研の卒研生2名が無事、学士をとりました。せっかくなので、記念撮影をしてみました。左が本田君で、中央が関口君で、右が玄田です。2人ともお疲れ様でした。
 
2022/03/09 玄田准教授が、2021年度理学院教員教育賞を受賞しました。受賞題目は「自力でゼロからプログラミングする地球惑星科学」でした。
2022/02/14 杉浦研究員の論文がIcarusにアクセプトされました。メソシデライト隕石(地殻成分と鉄成分でできた隕石)が、ベスタという小天体上で起こった巨大天体衝突によって形成された可能性を衝突シミュレーションにて示しました。以下、論文情報です。
Sugiura, K., Haba, M. K., and Genda, H. (2022) Giant impact onto a Vesta-like asteroid and formation of mesosiderites through mixing of metallic core and surface crust, Icarus 379, 114949. / Icarus HP / astro-ph
2022/02/03 玄田准教授の共著論文がNature Communicationsに掲載されました。地球の月のような大きな衛星が形成される条件を求めました。系外惑星の衛星の存在確率とも関わる重要な結果です。以下、論文情報です。
Nakajima, M., Genda, H., Asphaug, E., and Ida, S. (2022) Large planets may not form fractionally large moons. Nature Communications, 13, 568. / Nat. Comm. HP
2021/11/22 玄田准教授が、中高生にレクチャーをしました。東京都立小石川中等教育学校の学生がELSIに訪問しました。
2021/11/11 玄田准教授の共著論文がJGRに掲載されました。地球の様な惑星の水量を減らしていった時に、全球が凍りついてしまうような条件をGCMというモデルを用いて計算してみました。直感とは異なり、水量が少ない惑星の方が凍りつきにくいんですよね。以下、論文情報です。
Kodama, T., Genda, H., Leconte, J., and Abe-Ouchi, A. (2022) The Onset of a Globally Ice-Covered State for a Land Planet. Journal of Geophysical Research: Planets 126, e2021JE006975. / JGR HP
2021/11/09 玄田准教授が、中学生にレクチャーをしました。静岡大学教育学部附属静岡中学校の「夢講座」(オンライン)にてレクチャーさせていただきました。
2021/10/22 玄田准教授の共著論文がScientific Reportsに掲載されました。地球大気の起源に関する研究で、これまで謎とされていた炭素・水素・窒素の割合を、地球形成時の元素分配と大気の剥ぎ取りで説明できることを示しました。以下、論文情報です。
Sakuraba, H., Kurokawa, H., Genda, H., and Ohta, K. (2021) Numerous chondritic impactors and oxidized magma ocean set Earth’s volatile depletion. Scientific Reports 11, 20894. / Scientific Reports HP
2021/10/18 NHK BSプレミアム「コズミックフロント」に玄田准教授が出演します。放送日は、10月21日(木)22:00 - 23:00で、再放送(10月27日(水)23:45 - 翌0:45)も予定されています。
2021/08/28 玄田准教授が執筆を協力した「月サイエンスブック(第一部)」が公開されました。月の科学を最前線で研究する多くの研究者で執筆した、読み応えのある本です。現状、何がわかっていて、何がわかっていないのか、がまとめられています。
2021/08/25 玄田准教授の共著論文がThe Astronomical Journalにアクセプトされました。太陽系外縁天体と衛星の高い離心率の成因を数値計算により説明したものです。以下、論文情報です。
Arakawa, S., Hyodo, R., Shoji, D., and Genda, H. (2021) Tidal evolution of the eccentric moon around dwarf planet (225088) Gonggong. The Astronomical Journal 162, 226. / ApJ HP / astro-ph
2021/04/28 杉浦研究員の論文がIcarusにアクセプトされました。はやぶさ2で探査した小天体リュウグウの特殊な形状(コマ型形状)が、高速回転による地滑りで形成した可能性と、そのようなことが起きる条件などを明らかにしました。
Sugiura, K., Kobayashi, H., Watanabe, S., Genda, H., Hyodo, R., and Inutsuka, S. (2021) SPH simulations for shape deformation of rubble-pile asteroids through spinup: The challenge for making top-shaped asteroids Ryugu and Bennu. Icarus 365, 114505. / Icarus HP / astro-ph